40代でも英語は習得できる!独学力で見つける勉強法とは?

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こんにちは、埜田貭幹(のだもとみき)(@motomiki_lab)です。

今まで漠然と「英語が話せたらいいな」と思っていませんでしたか?

実は、40代からでも英語を習得することは決して遅くはないのです。なぜなら、自分のペースで好きな時間に、独学で勉強することができるからです。

この記事では、その独学で英語を習得する方法や、挫折しないために心掛けることなどをご紹介します。記事を読み終えると、英語でコミュニケーションができる、ちょっと仕事ができるビジネスパーソンを目指すことが可能となりますよ。

独学だと続かない?40代まで何度も英語学習を挫折して気づいたこと

学習する目的が曖昧だった

多くの人が「英語を話せるようになりたい」と一度は思ったことがあるのではないでしょうか。どのような場面で、そんな悔しい思いを体験をしましたか?

私も今まで何度も英語の学習に取り組んできましたが《全て挫折》してしまいました。「観光客に道を教えてあげたい」「海外旅行をした時にレストランでスマートに注文をしたい」「外国人の友達を作りたい」など《漠然とした英語を話したいとう考え》だったからです。

そのような《フワフワした目的》だったから、長続きしなかったんだと思っています。ただ単に「英語が話せればいいな」と言った気持ちで「絶対に英語を話せるようになりたい!」という強い気持ちではなかったのです。

モチベーションに頼ってはいけない

英語学習に取り組み始めた人は、とてもモチベーションが高い状態にあるでしょう。しかしながら、そのモチベーションをこれからも維持し続けられるでしょうか?

英語学習に挫折してしまう要因》が、ここにあると考えています。

どうしたら継続してモチベーションを保つことができるのでしょうか。その答えは《モチベーションには頼らないこと》だと私は思っています。

つまりモチベーションは浮き沈みがあって、これに頼ってしまうと学習意欲に溢れている時もあれば「今日は気分が優れないからやめておこう」と思ってしまう危険性も含んでいます。

英語の学習は習慣化させることによって、継続的に学習が続けられると考えています。

私たちは毎日の生活の中に習慣化されている行動があります。例えば、朝起きて歯を磨いて、朝食を食べて身支度をして出勤する、という行動です。

これら一連の行動は無意識に行なっているはずです。「よーしこれから歯を磨くぞ!」なんていうモチベーションを高めて歯磨きをしていませんよね。

これらの行動は習慣化されていて、モチベーションに頼ることなく無意識に行える行動です。つまり英語の学習もしっかりと習慣させることができれば、モチベーションに頼ることなく、学習を継続することが可能になるということです。 

正確さを求めない

日本人が英語を話せないのはいろんな理由が考えられますが、その中のひとつに「発音を気にしすぎる」ということがあります。

完璧を求めて「ネイティブのような発音をしなければならない」と思い込んでしまっています。だから「まだまだ自分が満足する英語を話すことができない」といったことで、さらに英語を話そうとしなくなる。

つまり、それが英語を話せなくなってしまう要因になっていると考えられます。

ところが文部科学省の発表によると、世界で英語を母語としている人口は約4億人。全世界の人口が約70億人なので、英語ネイティブの割合は世界全体で見ると6%ほどしかいないのです。私たち日本人と同じように英語を第2言語としている人たちの方が多いのです。

だから正確な発音で話している人の方が少ないので、ネイティブのような発音を求めるよりも、相手に自分の考えを伝えることの方が大事だと言えるでしょう。

「日本語で考えてから英語に訳す」はやめる

「英語を日本語に訳すことはできない。だから日本語を英語に訳すこともできない」これが英語学習の本質だと思います。

「えっ!」と思うかもしれませんが、英語を学習していくと「日本語に直訳しても全く自然な英語にはならない」という体験が誰にもあるのではないでしょうか?

つまり日本語で考えてから英語に訳すことをしてしまうと、全く不自然な英語になってしまい相手に通じない英語になってしまうのです。

だから英会話において《日本語を介入させない英語脳》を身に付けることがとても重要であると考えています。《英語を英語で理解する》ことを身に付けるために、しっかりと英語学習を習慣化させることがとても重要だと思っています。

40代でなぜ英語を学ぼうと思ったのか

漠然と重要だとは思っていた

中学生から英語の勉強が始まり、そしてインターネットの普及によって気軽に海外の情報に触れられる、世界はそんな風に変わっていきました。英語は世界の共通語と言われていますので、英語を学ぶことは重要なことであるとは思っていました。

書店には英語学習の参考書がたくさん並んでいたり、NHK などでも英語学習の番組やラジオ放送などがたくさん提供されています。ビジネススクールにも英語の授業があったし、オンラインで英会話を学べる時代にもなりました。

しかしながら日本で生活していると《英語を話せることの重要性を感じる機会》が私にはありませんでした。

仕事で必要になった

ある日、私が勤めている会社の社長が「新卒の外国人エンジニアを採用する」という決断をされました。 情報システム担当という立場で仕事をしている私は《突然外国人の同僚ができる》ことになりました。

それを聞いた時、私は「チャンスだ!」と思いました。今まで英語を学習する目的が《曖昧》だったからです。

この機会を活用すれば、仕事で英語が必要になったという《明確な目的》にすることができるからです。目的が明確になってからの行動は早かったです。すぐにオンライン英会話を契約して学習の計画を立てました。

話せるだけで武器になる

テレビやラジオ、YouTubeなどのSNSを通して、英語を話している人を目にする機会は多いのではないでしょうか。「英語を話したい!」と思っている人は、なおさらだと思います。

しかしながら、みなさんの周りに英語を話せる人はどのくらいいますか? 私の周りには英語が得意な人はいないし、仕事でも英語を必要とする機会はありません。

だから実体験として、英語を話せる人はまだまだ少ないという印象を持っています。つまり日本では《英語を話せるだけで武器になる》と考えています。

例えばYouTubeを見ると、日本語で情報を発信している人は沢山いらっしゃいますが、英語で日本の情報を発信しているチャンネル数はとても少なくなります。

ぜひ検索して確かめてみてください。

英語を独学から始めて40代で語学以上に得られたものとは?

国籍で人を判断するのは間違いだった

私たち日本人は海外から「真面目で礼儀正しい」という印象を持たれているそうです。反対に海外に対してどのような印象を持っているでしょうか?「韓国人は反日感情を抱いている」「台湾人は親日家である」「北朝鮮は日本に向けてミサイルを飛ばしてくるとんでもない人たちだ!」「アメリカ人は野蛮な人たちだ!」などの印象を持っていませんか。

だけど、それらの印象は実際にその国の人たちに出会って感じた印象ではなく、テレビなどで流れている情報ではないでしょうか。

私はオンライン英会話を通して海外の人と会話をすることにより、その間違いに気づきました。

例えば、オンライン英会話で初めてレッスンを受ける講師と自己紹介をする時に、このようなやりとりがありました。家族について話をする時に、講師が「子供はいらっしゃるんですか?」という質問をされました。それで私は「一人娘がいますが今は離婚しています」と答えると「ごめんなさい余計なことを聞いちゃって!」といったリアクションをされました。その反応を見た時「あ~海外の人も日本人と同じような感覚を持っているんだな」と思いました。

また「スペイン人は情熱的」だとか「ブラジル人は陽気だ」みたいな性格に関連するような印象もありますよね。でも実際に英語を介して海外の人と会話をしていると、陽気な人もいれば大人しい人もいます。日本人も同じですよね。陽気な人もいれば大人しい人もいます。「日本人だから〇〇のような性格だ」という表現は的確ではありません。

だから国籍でその人を判断するのではなく、その人がどういう人であるかということに向き合って接することが、とても大事であるということを学びました。 

国際感覚を養える

テレビのニュース番組やワイドショーを見て世の中の情報に触れていると思いますが、海外のニュース番組を見る機会はあるでしょうか?

ライフネット生命の創業者である出口治明さん(立命館アジア太平洋大学(APU)学長)はこのようなことをおっしゃっています。「タテとヨコで考える」と。タテ=時間軸(歴史軸)、ヨコ=空間軸(世界軸)で立体的で考えるクセをつけることが役に立ちます。このニ次元で考えると物事の実態や本質がより明確に見えてきます。「日本の世論はこうなっているが世界はどうなのだろうか?」「日本の常識はこうだが世界はどうなのだろうか?」といった視点です。

いま最も関心のあるトピックスとして、新型コロナウイルス感染症の対応を例に挙げてみます。例えば、ワクチン接種に関して日本の対応と世界の対応を比較してみる。また WHO(世界保健機関)は去年の5月頃に、ソーシャルディスタンスからフィジカルディスタンスに表現を改めています。これは「Social(社会的)」という部分が誤解を招く恐れがあり、人との関係性が悪化してしまうことが懸念されました。そこで人と人との距離を取るのではなく、物理的・身体的な距離を取ろうということ推奨するための配慮であります。

しかしながら、日本では未だにソーシャルディスタンスという言葉が使われています。ここにも世界との乖離が見られます。

日本人は英語が苦手だから英語で発信される情報に関心が薄い。 だから英語が話せるようになるということは、国際感覚を養えることに繋がると考えています。今ではインターネットの普及により、世界の情報へ簡単にアクセスできるようになりました。縦と横の軸で日本と世界を比較する視野を広げることにより《本質が見える力を養える》はずです。 

質の高い情報が得られるようになった

「ググる」という言葉が一般化したように、私たちは日常の生活で調べ物をする時、インターネット検索を利用します。

そこで日本語で検索した時に得られる情報の数と、英語で検索した時に得られる情報の数を、ぜひ一度比べてみてください。おおよそ10倍違うと言われています。情報量が多いということは、総体的に見て情報の質も高くなります。論文など、世界中の専門家や研究者が発信している情報も読むことができます。

そして、最新の情報も得られやすくなります。また YouTube に代表されるように、動画でもたくさんの情報が発信されています。それだけ英語を理解できる人が、世界中に多くいるということです。英語を習得できれば、このように世界中の人たちが発信している情報を、活用することができるようになるのです。

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埜田 貭幹(のだもとみき)
41歳8ヶ月、新しい時代の令和を迎える10日前からプログラミングの学習を始める。平日は発達障害児を支援する施設で働く会社員。プログラミングスキルの掛け算で希少性を高め、社内で唯一無二のポジションを得る。エンジニアだけがプログラミングを活かせる働き方というわけではない。